個人事業主が名刺作成するためのポイントとサービス

個人事業主(フリーランス)が名刺作成するためのポイントとサービス
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個人事業主(フリーランス)に必要なアイテムの一つとして「名刺」があります。個人事業主にとって、名刺は自分や会社の顔とも言えます。

何もしなくても仕事が舞い込んでくるような知名度があるなら話は別ですが、特に開業したての頃は事業内容や連絡先を覚えてもらい新規顧客を獲得するための営業ツールとしても欠かせません。

名刺が必要だとはわかっていても『どう作ればいいのか分からない』とお悩みの個人事業主の方のために、今回は、「個人事業主が名刺作成するためのポイントと名刺作成サービス」を紹介していきます。

名刺の役割とは

名刺の役割とは

自己紹介に使う

「個人事業主(フリーランス)」だからといって、名刺交換という基本的な作法が必要なくなるわけではありません。むしろ、個人事業主は、企業名というブランドが無い分、名刺交換で積極的に自己紹介を行うことが必要です。名刺のデザイン次第では、口下手でも、名刺がしっかりと自分や会社の顔となってくれます。

交流に使える

個人事業主が顧客や協業者を獲得するうえで大切な場として、交流会やセミナーといった、不特定多数の人が集まる場があります。そこで名刺は必ず必要になるアイテムです。参加する際に提出を求められる場もありますし、そこで言葉を交わしたら名刺交換をすることがお決まりの場が多いです。

名刺を貰うだけ貰って、渡す名刺が無いなんて失礼なことにならないように自分の名刺を必ず用意しておきましょう。たくさんの名刺を貰うことが前提なので、名刺には何か印象に残るような工夫が施してあるといいでしょう。

顧客の獲得につながる

「個人事業主(フリーランス)」という言葉は、まだまだ日本では警戒されがちです。そこで名刺が重要な役割を果たします。屋号、肩書、業務内容、連絡先、といった情報が明示された名刺を相手に渡すことによって、信用度を高め、相手との関係を円滑に進める手助けとなります。

名刺が無ければ一度会ったきりで途絶えてしまう関係も、名刺交換を行っていれば連絡を貰うきっかけとなるかもしれません。最近では海外でも名刺交換が主流となってきており、個人事業主にとって名刺の重要度は増していくでしょう。

名刺を作る際のポイント

名刺を作る際のポイント

作成手段を決める

名刺を作る方法としては、下記の3つの方法があります。

  • 全て業者に依頼する方法
  • 印刷のみを依頼する方法
  • デザインから印刷まで自分で行う方法

Illustratorが得意であったり、印刷を行える環境が整っている場合を除いてビジネスで利用するような名刺は専門のザービスに頼んだ方がいいでしょう。枚数が多くなる場合は特に、自分で印刷するよりも頼んでしまった方が安価に済むことが多いです。

デザイナーやフォトグラファーなど、名刺でも事業のアピールが必要な方は、デザインは自分で考え、印刷は業者に頼むなど、状況と必要に応じた作成方法を考えていきましょう。

何をしているのか分かり易く

個人事業主の場合、大手企業などと違って、企業名で仕事内容を連想するのが難しかったりします。そこで名刺交換の際に事業内容をすぐに理解してもらえるような名刺を作ることが大切です。肩書きや、デザイン、裏に簡単なポートフォリオを載せるなど、工夫次第で伝え方は色々です。

例えば、肩書きは自分の仕事内容が伝わるような肩書きにすること、デザインではその業務内容を連想するようなデザインやロゴを用いることなど、小さな名刺一つでも自分の仕事はどういったものなのか伝える方法がたくさんあります。

余程に密な時間を過ごさない限り、企業名や名前を覚えてもらうことは難しく、またあとで名刺を見返してもらったとしても、何をやっているのかパッと見て分からなければ、仕事にも繋がりません。そこで、個人事業主にとって、事業内容を分かり易く名刺に記載することは、顧客獲得の機会を得る非常に大切なきっかけとなるのです。ただし、情報の盛り込み過ぎには注意しましょう。

デザインにこだわる

個人事業主の名刺は、同業者の名刺と並べたときに、自分の名刺デザインが目を引くようなものである必要があります。デザインだけではなく、触った質感等も重要です。“名刺は顔”というお話しをしましたが、その「顔」が丁寧に手入れされていれば、仕事への姿勢も連想させられ、仕事も頼んでみたくなるものです。

名刺からWebサイトなどへ誘導するようであれば、もちろんWebサイトのデザインもこだわるべきですが、まずは名刺のデザインをしっかりと作りこむことが、個人事業主が顧客を獲得するためのファーストアクションとして非常に重要です。デザインによっては、渡した相手が他者に営業してくれることもあります。

ただし個人事業主の場合、企業名と名前だけが載っているような“シンプルすぎる”名刺はなるべく避けた方が良いでしょう。事業のブランディングが確立されるまでは、名刺を見て「どんな仕事が頼めるか」が分かるデザインにすることが必要です。

デザインにこだわるうえで注意したいのは、「サイズや向きは一般的な基準に沿わせる」ことです。たまに変わったデザインの名刺を見かけますが、ホルダーやケースに保存しにくく、邪魔になってしまうことがあります。端が丸くなっている、程度なら問題ないですが、相手が保存しやすいような気配りも忘れないようにしましょう。

名刺デザインの参考サイトを下記に紹介しておきます。ただし、「個人事業主の名刺として勧められない名刺」も多いので、あくまで参考程度に、載せるべき情報は載せ、真似してはいけないアイディアは排除するなど、自己判断を行って下さい。

ブランディングをしっかりと行う

個人事業主にとって、ハードルとなるのがこの「ブランディング」です。一発当てるようなことが無い限り、このブランディングを確立するには時間がかかります。

また、名刺のデザインがどんなに出来が良くても、事業内容や目指すゴールなどの中身が空っぽでは、せっかく名刺で掴んだ顧客も逃げていくというものです。

自分の事業が、「誰に」「どんな成果を約束する」のかなど、しっかりとしたイメージを持つことが大切です。目指すブランディングが決まれば、作成すべき名刺も決まってくるでしょう。

複数パターンを用意する

余裕があれば、シチュエーションや用途ごとに名刺を何パターンか用意しておくことをお勧めします。

個人事業主の場合、名刺に記載されている住所や連絡先にプライベートのものを記載している場合も少なくありません。交流会やセミナーなど大勢が集まるような場で名刺交換に使うには、特に女性は抵抗を覚えると思います。

また、知人や顧客からの紹介で新しい顧客と名刺交換を行う際など、仕事を頼んでくれることがほぼ決まっているような場で渡す名刺は、事業の説明が色々と載っているものよりもブランディングを重視したデザインを使いたい時もあります。このように、状況や渡す相手によって名刺を使い分けることも、個人事業主の名刺の使い方のポイントです。

名刺に載せるべき情報

名刺に載せるべき情報

氏名

個人事業主の場合、名刺に記載する氏名が本名なのかペンネームなのかは個人の判断によって自由です。親しみやすいことからも、特に女性やイラストレーターなどはペンネームを記載している方を多く見かけます。アーティスト名、ペンネーム、本名など記載方法は自由ですが相手の企業の規則によっては、受注者と請求書・払込銀行口座の名義が一致しないと発注が出来ない場合もあるので注意が必要です。

屋号

屋号を持っている場合はもちろん載せましょう。屋号なしで個人名やアーティスト名のみで活動されている方も居ますが本格的に事業として拡大していきたいのであれば、開業届を出して屋号を取得しておくといいでしょう。

肩書き

名刺に屋号を記載しているのであれば、肩書きは「代表」「社長」とし、職種をプラスして記載するといいでしょう。

「一級建築士」や「ファイナンシャルプランナー」など、専門的な資格名を肩書きに持って来ても良いですし、「フリーライター」や「フリーランスWebデザイナー」など、個人事業主であることを強調するのも自由です。個性的な肩書きを作って記載するのも良いですが相手に分かり易く信用を得やすいものであることが前提です。

住所

個人事業主には、自宅などのプライベートな場所で仕事をしている方が多いため、名刺に住所を載せるべきかどうかは悩みどころです。

交流会など、名刺を大量にばら撒くような場では住所の記載のないものを使用することもいいですが大事な顧客や紹介の場では、名刺に住所の記載がないと信用度の低下に繋がってしまいます。

住所が載っている名刺と、載っていない名刺をつくり使い分けることが大事ですが、どうしても載せたくない場合の対処方法についても後ほど紹介していますので、参考にしてみてください。

電話番号

電話番号は、仕事用の番号を別に取得しておくといいでしょう。携帯電話も用意できるのであれば、機会ロスのためにも持つことをお勧めしますが、固定電話で充分な場合は無理に用意することは無いでしょう。

また、携帯電話を用意した際も、名刺に載せるか載せないかを分けて記載すると、大事な顧客からの電話だけを取り分けることができます。やり取りが生じてから後で連絡先を伝えるのもいいでしょう。

独自ドメインのアドレス

個人的なメールアドレスが駄目というわけではありませんが、独自ドメインのアドレスを取得し記載することによって、相手に与える印象や信用度に影響が出ます。

独自ドメインの取得方法については下記サイトを参照ください。

WebサイトやSNSの情報

WebサイトがあればWebサイトのURLも記載します。TwitterやFacebookなどのSNSも、ビジネスに関連した投稿に使用しているのであれば、自己判断で記載してもいいでしょう。プライベートな情報が混在している場合は、名刺への記載は避けた方がいいです。

個人住所を載せたくない時の対処法

個人住所を載せたくない時の対処法

個人事業主の場合、自宅住所がそのまま事業所となる方も多いと思います。そのため、名刺に住所を記載する際に抵抗を感じる方も少なくありません。

ですが住所はなるべく名刺に記載すべき情報であり、悩みどころです。そんなときに利用できる3つの方法について紹介します。

レンタルオフィスを利用する

レンタルオフィスは、ビジネスに必要な最低限の備品が備わり、仕事に必要な便利なオプションが用意されている物件が低予算で利用できるという、個人事業主の利用者が増加しているサービスです。立地も好条件で会議室なども利用でき、法人化するのにも便利です。

バーチャルオフィスを利用する

バーチャルオフィスは、レンタルオフィスと違って実際にオフィスを借りることはなく、事業に必要な最低限のサポートを受けれるサービスです。受けれるサービスはバーチャルオフィスごとに変わってきますが、主のものとしては、住所の提供、電話・FAX番号の提供、接客スペースの提供、電話受付代行、郵便物・宅配物受取代行、などがあります。

安価ですが、運用管理がしっかりと行われていないところを利用してしまうと、事業の信用を失いかねないなどのデメリットもありますので、利用する際は注意が必要です。

シェアオフィスを利用する

名前の通り、共有のオフィススペースが利用できます。シェアオフィスによって形態は異なりますが、フリーアドレスでスペースを好きなように使っても良いというシェアオフィスもあれば、共有スペースの中に自分だけの専用のブースを借りることができるシェアオフィスもあります。

住所の利用、会議室の利用、電話代行や郵便物の受け取りなど、レンタルオフィスやバーチャルオフィスで提供されているようなサービスを受けることが出来ます。

また、レンタルオフィスやバーチャルオフィスに無いメリットとしては、シェアオフィスの利用者と交流ができることも挙げられます。

載せる情報は自己判断で

最終的には、名刺に載せる情報は個人の判断に寄ります。名刺としての最低限の機能がしっかりと成されるものであれば、絶対に載せなくてはならない情報というものはありません。

ただ、連絡先が載っていなければ仕事の受けようもありませんし、屋号や名前が載っていなければ検索のしようもありません。自分の事業の紹介に必要な情報を精査し、渡した相手の印象に残るような、そして仕事を頼みたくなるような、そんな工夫を施した名刺を作ることが、個人事業主が名刺を作るうえで大切にしていきたいポイントです。

名刺で使える肩書きまとめ

名刺を作る際の悩みどころの一つである肩書きについて、具体的にどんなものがあるか紹介していきます。

基本の肩書き

フリーランス(+職種)

フリーランスと記載する場合は、職種もセットで明記しましょう。職種も、ニッチな場合は分かり易く言い換えたものにするなどの工夫が必要です。

代表

最も定番の肩書きです。ただし屋号とセットでないと怪しい感じが出てしまうので、代表と名乗りたい時は屋号も取得してセットで記載することをおすすめします。

CEO(最高経営責任者)

かっこよく名乗りたい方はこの肩書きも基本です。

店長

飲食店などの店舗を経営する場合に基本的に使用されます。

職種を名乗る肩書き

職種を肩書きとして記載する個人事業主の方も多いです。職種の場合、業務内容がパッと見で相手にわかることがメリットです。基本の肩書きにプラスして記載されることが多いです。

資格を名乗る肩書き

一般的に有名な資格や、取得が難しい国家資格などは、明記してあるだけで仕事内容が分かり易いうえに信頼にも繋がります。

個人事業主が名刺に肩書きを記載する際のポイントは、何が出来るのかが相手に分かり易い肩書きを記載するということです。名刺交換の際に実は一番見られているという「肩書き」。もちろん、“代表”だけでも問題はありませんが、自分ならではの一工夫を加えてもいいかもしれません。

名刺作成おすすめサービス

名刺作成おすすめサービス
おすすめの名刺作成サービスはこちらのページでご紹介しています。

まとめ

いい名刺を作って活用しよう

個人事業主が名刺を作成するためのポイントと名刺作成サービスについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか。

もう一度言いますが個人事業主にとって名刺は「顔」であり、仕事や人脈を獲得していくうえで欠かせないツールです。載せる情報からデザインまで、事業のパートナーとなるような名刺を工夫することが大切です。

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