「フリーランスは引越しの際の礼金も経費でできる」
ということを知っていますか?
引越しにはお金がかかります。1回の引越しには平均で約30万円ほどの費用がかかります。
その費用を少しでも経費にして、節税したいですよね!
今回は
「引っ越し費用は経費になるの?」
「引っ越しの際に必要な手続きはなに?」
と考えているあなたの疑問を解消します。
この記事ではフリーランスの引越し経費できる費用とできない費用を詳しく解説していきます。
具体的には
- フリーランスにとって引越し費用は負担?
-
- 経費になる費用、ならない費用
について詳しく見ていきます。
この記事が参考になれば幸いです。
目次
フリーランスの引越し費用はこうやって経費にしよう!

ここではフリーランスの引越しにかかる費用の目安と、なぜフリーランスの引越し費用が経費になるのかについて解説します。
フリーランスが引越しにかかる費用の目安
費用 | 内訳 |
作業にかかる費用 | 引越し料金
処分費用 オプションサービス |
退去に関する費用 | 修繕費
家賃 |
契約に関する費用 | 敷金
礼金 仲介手数料 火災保険料 鍵の代金 |
引っ越す人の荷物、人数によって費用は上下しますが上記のような費用がかかります。
一般的な引越し費用の総額は引越し先の家賃の6倍です。
以下は一人暮らしで敷金礼金が1ヶ月の場合の具体例です。
項目 | 金額 |
前の家賃 | 70,000円 |
管理費 | 4000円 |
仲介手数料 | 60,000円 |
敷金 | 70,000円 |
礼金 | 70,000円 |
火災保険料 | 15,000円 |
鍵の交換 | 10.000円 |
引越し費用 | 30,000円 |
合計 | 329,000円 |
引越しの費用は非常に高額であることがおわかり頂けたかと思います。
フリーランスの引越し費用は経費になる
「引っ越しが経費になるの?」
と疑問に思われる方も多いかもしれません。
会社員であれば引越しの費用は自分で負担します。
しかし、フリーランスで住居を自宅兼事務所として使用している場合は引越し費用を経費とすることができます。
経費とは「仕事に関係する費用」のことです。
極端な話、仕事に関係するものであれば経費として計上できるのです。
この経費の概念をしっかりと理解しておくことで最大限に節税し支出を抑えることができます。
フリーランスが引っ越しで経費にできる費用、できない費用

フリーランスにとって引越し費用はできるだけ経費で落としたいですよね!
先ほど、引越し費用を経費にできると説明しましたが、費用の中にも経費にできるもの、できないものがあります。
ここでは2つについて詳しく見ていきます。
◎ 経費にできる費用 | ✕ 経費にできない費用 |
|
|
引っ越し経費にできる費用
引越し費用の多くは経費にすることができます。
礼金
20万円未満であれば按分(詳しくは後述)した上で地代家賃として経費にあげることができます。
不動産(仲介手数料)&引っ越し業者への支払い
仲介を行った不動産屋への支払いは「支払手数料」あるいは「雑費」での計上が可能です。
引っ越し業者への支払いも「雑費」の勘定項目で計上が可能ですが、オプション費用(後述します)は該当しませんので注意しましょう。
鍵交換代
事業所の管理費用として考えられますので「修繕費」あるいは「消耗品費」として計上が可能です。
火災保険、その他保険料
火災保険をはじめとする勘定項目の多くは「損害保険料」または「支払保険料」として計上が可能です。
引っ越し経費にできない費用
多くは経費にすることができるのですが、できない費用もあります。
敷金
敷金は退去時に修繕等がなければ手元に戻ってくるお金ですので経費にはなりません。
ただし、原状回復費用として当てられた場合は「敷金」または「資産」の勘定項目で計上できます。
引っ越しのオプション費用
引っ越し業者への支払いは基本的に経費計上が可能ですが、業務とは関係性が低いものの搬送については該当しません。
例:ピアノ、アンティーク用品、仏壇など
また、引っ越し時の不用品の処分も同様に事務用品や業務に関するものの場合は経費に計上ができます。
引越し業者には様々なオプション費用がありますが、その他にもエアコンの取り付け・取り外しなどの”免許・資格を持っていないとできない”業務をしてもらうものに関しては基本的に「雑費」として計上できます。
まとめ:フリーランスの引越し費用は経費にできる!
ここまでの内容をまとめます。
フリーランスが引っ越しをする時の費用はほとんどを経費にすることができます。
できないものは
●敷金
●搬送のオプション
のみです。
また、引っ越しの前と後では様々な手続きが必要になります。
どれか1つでも忘れると面倒なことになるのでしっかりと確認しながら手続きを進めてください。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。