副業を含むフリーランスの人口は1千万人以上、市場規模も20兆円を超えています。フリーランス市場は今後更に拡大していくことが見込まれているのです。
その中で
「独学でフリーランスとして食べて行けるようになるの?」
「今はフリーランスになれるようなスキルがない」
と不安に思う人もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんな方々へ向けて
- 独学のメリット
- 独学でもフリーランスになれる理由
- エンジニアのロードマップ
- Webデザイナーへの道のり
- フリーランスで案件を獲得する秘訣
の5つをより具体的に解説していきます。
サラリーマンとして働きながら「これといったスキルがない」という方は、この記事を参考に準備を始めていきましょう。
目次
フリーランスが独学でスキルを習得する3つのメリット
独学と聞くと、非効率、挫折しがちなどのイメージを持たれる人も多いですが、
独学でフリーランスになるためのスキルを身に付けることは、3つのメリットがあります。
お金の負担が少ない
プログラミングスクールに通うと最低でも20~30万円の費用がかかってしまいます。
独学の場合、ネットのサービスや本などを中心に学習していきます。
もちろん、費用はゼロではありませんがスクールに通うことと比較すると大幅に抑えることができます。
自分で学びたいことを決められる
どの部分でつまづき、なにを重点的に勉強するべきかは人によって異なります。
スクールでは勉強する部分を自分では決められません。
独学は全て自分に裁量があります。
また、独学の場合は自分のコンディションに合わせて進度や、時間を変更することもできます。
自己管理能力が身につく
正確に言うと、独学には管理能力が必要になります。
独学でプログラミングを一通り身につけた後は自己管理能力が身についているはずです。
エンジニアにとって、プログラミング以上に重要なのがスケジュール、TODOの管理です。
この力はフリーランスになってからも非常に役立ちます。
フリーランスの仕事が独学に似ている?
そもそもフリーランスの働き方自体が独学のようなものです。
フリーランスにルーティンワークはありません。
常に新しい案件、クライアントと共に仕事をすることになります。
当然、ノウハウが無い困難な問題に直面することもあるでしょう。
これらの解決法を誰かが教えてくれるわけではありません。
まさに「独学」で日々学んで行くのがフリーランスなのです。
独学でもフリーランスになれる!その理由を徹底解説
ここではフリーランスが求められているという事例を紹介します。
独学でもスキルさえ身に着ければ、求められる人材になることができます。
具体的には
- 圧倒的な人手不足に悩む企業がある
- フリーランス=アマチュアという考え方が古い時代
- クラウドソーシングサービスがクライアント出会わせてくれる
といった要因を取り上げます。
市場には圧倒的な人手不足に悩む企業が多数ある
2018年の帝国データバンクの調査では、正社員不足に悩む企業が51.1%であることが明らかになっています。
また、ライフワークバランスを推し進める行政の働きもあり、特にIT業界の人手不足が深刻であるということもわかっています。
人手不足が特に顕著に現れているIT業界では、正社員の仕事量を補完するために、雇わなくても仕事を進められる体制を整えることが急務となっています。
「フリーランス=アマチュア」が古い時代に入っている
一昔前まではプロは会社に所属するものと考えられていました。
しかし、働き方が多様化した現代では、「プロこそ所属しない」または「プロこそ次々に職場を変える」という動きが主流となっています。
そして、フリーランスという働き方は、自分のスキルを武器にして生き抜くプロにとっては最高の条件が揃っていると言えるわけです。
- 必要な時だけコミュニケーションを取る
- 出勤する時間を業務にあてられる
- 自分で仕事を選べる
といったストレスのないライフスタイルを手にできるため、スキルを高めようと本気になれるとも言えます。
クラウドソーシングサービスがクライアントとの出会いを作ってくれる
クラウドソーシングサービスが普及した昨今では、クライアント探しにも時間がかからない時代になっています。
- ランサーズ
- クラウドワークス
- シュフティ
の3つの大手クラウドソーシングサービスには、多くの企業が登録しています。
フリーランスが条件を絞ることで、理想的なクライアントとの出会いを実現できます。
独学のフリーランスがエンジニアとして活躍するまで道のりとは?
ここからはフリーランスとしてエンジニアという仕事を選択した場合の、独学から稼ぐに至るまでの道のりを解説していきます。
IT業界は極度の人手不足にあり、業務の進め方が多様化しているという事実は前述の通りです。
フリーランスであればIT業界の長時間労働からも解放されます。
独学のフリーランスがエンジニアとして活躍するために
- 無料のプログラミング学習ツールをフル活用する
- クラウドソーシングサービスでクライアントとコンタクトをとる
- フリーランスのエンジニア仲間や先輩と出会う
ということを意識してください。
無料のプログラミングスクールをフル活用で知識を習得する
「知識を習得するためにはお金が必要」と思い込んでいる方は、ネット上で無料で提供されているプログラミングスクールの数に驚くでしょう。
そして、どんな点に違いがあって、どれを使って良いのかわからなくなってしまうでしょう。
しかし、自分で比較検討する必要はなく
- Schoo
- Progate
- ドットインストール
のいずれかをしっかりこなしていけば問題ありません。
特に「Progate」は堀江貴文さんも「至れり尽くせり」と賞賛する無料スクールです。
至れり尽くせりだな
これなら私でも学べそうーー学生起業家がつくるオンラインプログラミング学習「Progate」 – http://t.co/ZlAVjLeB7J— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) November 11, 2014
クラウドソーシングサービスでクライアントとコンタクトを取ってみる
フリーランスのエンジニアとして稼ぎ始める際には、「準備をしすぎず、クライアントとのコンタクトを極力早く取り始める」という意識も大切です。
具体的には、3ヵ月ほどの期間をオンライン学習サイトで学習し、4ヶ月目からはクラウドソーシングサービスを利用してクライアントとコンタクトをとり始めてしまいましょう。
仕事とは毎日の業務の中で壁にぶつかりながら成長するものであり、分からないことがなくなってから働き始めるものではありません。
しかし、フリーランスは知識を習得することに専念してしまう方がほとんどです。
二の足を踏んでいることが稼げないフリーランスになってしまう原因の1つと言えます。
フリーランスのエンジニア仲間や先輩と出会う
フリーランスとして働き続けるためには、人間関係を新たにに築くことも重要となります。
特に副業としてフリーランスの仕事をしている時は仕事以外の勉強や業務を続けなければならず、それなりのモチベーションを要します。
そんな時にフリーランスとして稼ぐために、それなりの努力は当たり前と思わせてくれる仲間や先輩が必要となるわけです。
デザインを独学で勉強し、フリーランスデザイナーになるロードマップ
エンジニアと同様に、フリーランスのWebデザイナーもしっかりと稼げる業種と言えます。
同じIT業界であり、今後はさらにWeb集客が普及していくと考えられることもあり、知識と実績を積んでおくことが重要です。
独学のフリーランスがWebデザイナーとして活躍するまでの道なりとして、
- 自分のWebサイトを作成する
- 無料ツールで最低限のスキルを習得する
- 自作のサイトでWeb集客しながらフリーランス仲間を探す
の3つの工程を解説していきます。
スキルを身に着けつつ、多くの人を集められるメディアを作り上げる感性が求められます。
自分のWebサイトを作成する
「Webサイトの作成は業者が行うもの」と認識している方も多いと思いますが、現在では以下のツールで誰でも簡単にWebサイトを作成できます。
- Wix
- Jimdo
- Weebly
- Strikingly
- Ameba Ownd
そして、独学でフリーランスになるためには、それぞれのサービスの特徴を把握し、Webサイトをいくつか作成しながら、集客してみるという作業を、スキルを身に着ける前に行うべきです。
エンジニアと同様に、まず自分がやってみることが重要であり、足りないことを補完するイメージをもつことで、稼ぐまでの時間を大きく短縮することができます。
また、自分自身のWebデザイナーとしての適性を把握するためにも、Webに人を集めるという経験をすべきと言えます。
無料のツールで最低限のスキルを習得する
Webに関する知識についても、エンジニアと大きな違いはありません。
ただし、Webデザイナーはデザインのスキルを求められるため、Webプログラムよりも、
- Schooのデザイン学部
- Illustrator
- Photoshop
を徹底的に学習する必要があります。
Webサイト自体は誰でも作れる時代突入しているため、価値をアピールできるデザインスキルの習得を目指しましょう。
自作のサイトでWeb集客をしながらフリーランス仲間を探す
Webデザイナーの世界は「流行り」が存在するため、横の繋がりが必要です。
最低限のスキルを身に付け、稼げるWebデザイナーになったとしても、継続するためには日々の独学とフリーランス仲間とのコミュニケーションが必須です。
仕事を請け負いながら、自分のスキルアップを継続する姿勢が求められるとも言えます。
まずは独学から!未経験のフリーランスが案件を獲得できる3つの秘訣
最後に、エンジニアやWebデザイナーに関わらず、独学から始めたフリーランスが案件を獲得し続ける秘訣を紹介していきます。
「好きなことを仕事にする」ことに注目が集まっている昨今ですが、実は「すべきことを好きになる」ことのほうが大切です。
すべきことを明確にするためにも
- 稼げる業界や業種をリサーチする
- リアルとSNSでコネクションをつくる
の2つを重視してください。
業界や業種を徹底的にリサーチする
今回取り上げた2つの業界は今後も人手不足が進み、さまざまな働き方を取り入れることが求められている業界です。
そんな業界に関わるスキルを習得しておくことで、市場価値の高いフリーランスになることができるのです。
リアルとSNSの両方を駆使してコネクションをつくる
フリーランスは業種や業界を問わず、リアルでもSNSでも簡単にコネクションをつくれます。
そして、そのコネクションが、自分の仕事へのモチベーションを保ってくれると考えましょう。
まとめ:独学でもフリーランスになれる!自分のスキルを高めよう。
ここまでの内容をまとめます。
独学でフリーランスになるためのスキルを身につけることには3つのメリットがありました。
- 費用が少ない
- 時間を自由に使える
- 自分を管理する能力が身につく
具体的な独学の手段としては
- Schoo
- Progate
- ドットインストール
を紹介しています。
デザイナーの場合はこれに加えて
- Illustrator
- Photoshop
など専門ソフトの知識も必要になるでしょう。
今回解説したように、フリーランスの仕事は独学そのものです。
誰も教えてくれる人がおらず、難しい案件も自分で解決する必要があるからです。
「スキルがない」という思い込みを捨てて、フリーランスとしての第一歩を踏み出して見ませんか?
ここまでお読み頂きありがとうございました。