新卒でフリーランスエンジニアになった千田浩輝(ちだひろき)です。今回は、内定を辞退した具体的な理由について書記載していますので、新卒で内定承諾をするかフリーランスとして働くかを悩んでいる新卒エンジニアの方は参考になればと思います。
目次
プロフィール

千田浩輝(ちだひろき)/ フリーランスエンジニア
大学時代に1年間休学しインドネシアへ留学。帰国後文系ながらプログラミングをはじめ、その楽しさに気づきエンジニアになることを決意。エンジニアとして大手企業の内定が多数決まるものの全て辞退し、新卒でフリーランスエンジニアになる。
大企業に就職することがリスクに
ある個人のことを特に知らない状態で「内定を全て辞退した」という言葉を聞くと「危険だ」「何をやってるんだ」「リスキーだ」こういった言葉が浮かんでくる人が多いと思います。
僕も以前はそうでした。
リスクを考えるときに改めて僕が就職する予定であった企業に就職するメリットとデメリットを考えてみたところ以下のようなメリットとデメリットが候補にあがりました。
大企業に就職するメリット
- 安定して給料がもらえる(初任給から高給)
- 働く年次が長いほど多くの給料がもらえる(年収1000万は40までに超える)
- 社会的地位がある(なかなか内定をいただける企業ではない)
大企業に就職するデメリット
- やりたい仕事ができるかわからない(仕事は出向先によって変わる)
- 働く時間が長い(残業が多い時期もある)
- 上司を選べない(人間的に合わない上司にあたる可能性もある)
- 朝の満員電車に乗らなければいけない
- 睡眠時間を十分に確保できない可能性がある
改めて考えてみると、上記であげたメリットは僕にとって自分の人生の40年を捧げるほど最優先事項ではないことに気づきました。
自分にとって何が重要か
僕にとっては、「社会的な地位」や「給与」よりも、「自由」や「良好な人間関係」「睡眠」「時間」などの方がはるかに重要度が高いことに気づいたのです。
そして、今までにないスピードで技術革新が進む世の中で1つの企業からの収入に依存してしまうこともリスクになるのではないかとも捉えるようになりました。
すなわちメリットがデメリットにすら思えてきたということです。
今まで「大学に入って会社にとりあえず入る」という引かれたレールを歩くことが正だと思っていたのですが、改めてフラットに考えてみると、僕にとっては大企業に就職するほうがリスクでした。
ただし、リスクはその個人の見方や考え方によって変わるものなので、今回は僕にとってはリスクだったというだけで、他の人にとってはリスクではないということは大いに考えられます。
「好きなこと(やりたいこと)」だけをやる
大企業に就職することがリスクだと考えるようになった時点で、「好きなことだけしかやらない」と決めました。
自分の「時間」「自由」などを優先と捉えると自然とそのような発想になりました。当時、自分の好きだったことは「プログラミング」でした。そして、大企業で働くことをせず、「プログラミングをやり続けたい」と思ったときにフリーランスエンジニアとしての選択肢が浮かんできました。
エンジニアという職業柄、「自由に働きやすい」職種であったのは幸運だったと思います。
今はフリーランスですが、フリーランスのように自分の時間を大切にできて正社員として働ける企業も増えてきている印象なので今後就職する可能性もあります。
「大変」「努力」よりも「好き」が大事
「好きなこと」で稼ぐことは大変です。結果が出るまで時間がかかることが多いですし、時間以外にも必要な要素は様々あります。ただ、個人的には大変だと感じている状態はあまりいい状態であるとは思いません。
真に結果を出している人のほとんどは大変だという感情よりも楽しく続けられているという感情のほうが割合として大きいからです。
努力も同じです。努力だと感じているときは少し危険だと思った方がいいと個人的には思っています。すなわち「大変だ」「努力をしている」と感じているときよりも純粋に好きで楽しく続けられている状態の方が結果的に上手くいきやすいのではというのが僕の考えです。
AIやベーシックインカムのある未来
「好きなこと」だけをやることは今後訪れるであろうAIが広がりロボットが仕事をするようになる未来やそれに伴いベーシックインカムが導入される未来においても重要だと考えています。
生活に必要な収入が保証されたとき、自分がどう共同体に貢献するのかというのはこれからの課題になってくると思います。
100%このような未来が訪れるとは限りませんが、今後訪れる未来のことも視野に入れると好きなことだけをやることはいいのではないかという考えです。(そもそも今でも好きなことを自由にやってる方が楽しいですよね)
まとめ
自分の時間や自由が優先だと気付いたとき、好きなことだけをやるという発想になりました。幸運にも仕事にしやすいプログラミングが好きだった僕はそのことからフリーランスエンジニアになることにしました。
他にもフリーランスになろうと思った理由があるので、それについては次回書いていきます。