千田浩輝(ちだひろき)です。前回は「好きなことで稼ぐ」ことについて書きました。今回は「お金のために働くのをやめる」ということについて書いていきます。
目次
プロフィール

千田浩輝(ちだひろき)/ フリーランスエンジニア
大学時代に1年間休学しインドネシアへ留学。帰国後文系ながらプログラミングをはじめ、その楽しさに気づきエンジニアになることを決意。エンジニアとして大手企業の内定が多数決まるものの全て辞退し、新卒でフリーランスエンジニアになる。
「働くこと」の対価を考える
「お金(給与)」だけを目的に働く
ほとんどの人にとって、労働というのはお金を得るための手段になっているのが現状です。僕の周りには、そういった人が多く、僕自身もそのように考えていました。
内定をもらったいくつかの企業の中で、外資を選んだ理由も「給料が高い」ということが自分の中で大きな理由の1つであったのは事実です。
しかし、就職先の選択を迫られるなか、改めて考えてみました。例えば、「週5日 + 残業あり (30万円/月、楽しくない環境)」と「週5日 + 残業なし(15万円/月、楽しい環境)」で働くのであれば間違いなく僕は後者をとる人間であることに気づきました。
早い段階からスキル取得のために動いていたので、このような考えに変わったという側面もあるとは思いますが、自分は、お金のために働くということができない人間だと思います。(もちろんお金のために働くほうがいい人もいると思います)
「お金(給与)もらう」ためだけの労働
もちろんお金がないと生活ができないので、お金のために働くことは悪いことだとは思っていません。ただ、僕は学生時代の経験から『「お金をもらうためだけ」の労働は楽しくないし、つらい』と考えています。
幸いプログラミングというお金になりやすいスキルを学生のうちに身につけていたので、お金が1番と考える労働から卒業することは容易だったかもしれません。
というのも、「お金のため」に労働しながら、スキルを身につけ、より自分のやりたいことを中心とした労働の形をだんだん実現できるようになったからです。
そして、結果的に今が一番自由で楽しくやりたいことをやれていると実感しているという点も大きいです。
僕の周りにいる稼げる人
僕の周りの人をみていると「お金のため」だけと思っていない人の方が稼げています。(もちろんその人に合った働き方がそれぞれあると思うので、お金のためだけと思っている人が稼げている場合もあると思います)
僕自身も好きなことで仕事をしている状態は、思考も冴え、時間を気にせず取り組め、いい結果をもたらしてくれることが増えました。また、それが稼ぐことにも繋がっていると感じています。仕事を嫌々やっている状態であれば、パフォーマンスも上がらず、自分にとっても会社にとっても不利益でもったいないと思います。
給料は上がらずいつまでたってもお金のための労働から卒業できなくなってしまいます。
「やりたいこと」をやっていたほうが楽しい。
当たり前ですが、好きなことを好きなようにやってお金を稼いでいる状態が一番楽しいはずなんですよね。(この話は【第2回】好きなことで稼ぐにも書いてあるので是非ご覧ください)
僕の場合、いろいろなことにチャレンジして自分がどういう状態のときに幸せを感じるのか、どういう状態になったら後悔するのかなど徹底的に自分と向き合うことで自分が何をしたくて何をしたくないのか見えてきました。
自分について知ることができれば、自分が本当に活躍できるところに身を置ける確率はグッとあがります。そういう状態をつくれれば、好きなことをやれる状態にだんだんと近づいてくると考えています。
まとめ
「お金(給与)」を中心に考えていた労働から、「やりがい」が中心の労働に切り替えたいと思った結果、フリーランスエンジニアという選択肢が浮かんできました。
もちろんやりがいを得られ、自分の好きなことができる環境であれば正社員という働き方も考えていますが、今はフリーランスエンジニアとして楽しく仕事をしています。
プログラミングが楽しく続けられている人であれば、だれでもフリーランスエンジニアにはなることができるので、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。