「フリーランス」
この言葉を聞いて、あなたは何を想像しますか?
「自由に働くことができそう」
「これからもっと増えていくんじゃないか」
というようなポジティブな意見が聞こえてきそうですね。
一方で、
「フリーランスの将来が不安…」
「フリーランスって本当に未来があるの?」
といった漠然とした疑問や不安を持たれている方もいるでしょう。
この記事は、こうした疑問や不安を解消します!
今回の記事では、
- フリーランスの未来について
- フリーランスを取り巻く社会環境
- 未来はもっと増えるかも!?流行りの
- フリーランス的な働き方
- フリーランスが身につけておくべきスキル
最近急増中!副業可の企業
を説明していきます。
フリーランスの将来性や必要なスキルを知りたい方は、ぜひこの記事をご覧ください!
目次
フリーランスは未来の働き方!後押しする人口減少と長寿化
現在、フリーランスという新しい働き方が話題になっている背景には、環境の変化が2つ挙げられます。
「人口減少」と「長寿化」です。
周知の事実ですが、日本の人口は減り続けています。同時に平均寿命も急速な勢いで伸びています。
このような環境の変化に伴い、働き方や収入の得方も変わっていきます。
フリーランスという働き方は、今後更に広がっていくでしょう。
人生100年時代の到来
80歳程度だった寿命が、今後は100歳まで伸びる可能性があります。
ロンドンビジネススクールの教授グラットン氏は、著書『LIFE SHIFT』の中で、「人生100年時代」という言葉を提言しました。寿命が100歳にまで伸びれば、その分の生活資金を確保しなければなりません。この時代の到来に備えて、ライフプランを練り直す必要があります。
日本の人口は2053年に1億人をきる!?
皆さんすでにご存知の通り、日本の人口は減り続けており、今後もその傾向は続きます。
国立社会保障研究所の調査ではこのまま人口が減り続ければ2053年には1億人をきり、9千万人強になると予測されています。
2007年生まれの7人に1人が107歳まで生きる!?
平均寿命は今後伸び続けていきます。
UCLAのHuman Mortality Databaseによると、なんと2007年に生まれた日本人は、107歳まで生きる確率が50%あるそうです。
65歳で退職したとしてもその後40年以上の長い人生が待っているのです。
長く人生を謳歌できることは喜ばしいことですが、その分、手持ちの資金を確保する必要があるということでもあります。
今までのライフプランは40年勤めた会社を定年退職した後は「新たな学問を学校で学ぶ」「余生をのんびり過ごす」といったものでした。今後は今よりも長い期間「仕事をする」必要があるといえるでしょう。
こうした環境の変化の後押しにより、新しい働き方への過渡期である現在、フリーランスという働き方が選択肢の一つとして登場しはじめたということができます。
現在拡大中のフリーランス的働き方
続いて、現在拡大しているフリーランス的な働き方を紹介していきます。
今後ますます増えていくフリーランスの人口
個人のスキル化や労働環境の変化を背景に、現在フリーランス人口は国内外問わず増加しています。詳しい内容については、『全体の17%はフリーランス!フリーランスの人口と増加理由』をご覧ください。
シェアリング・エコノミー
近年話題になっているシェアリング・エコノミー。家や車だけでなく、個人の時間まで販売できるようになってきています。自分の時間を使い、持っている知識やノウハウを他人に教えることもできます。フリーランスを考えている方にとっては追い風ですね。
ギグ・エコノミー
終身雇用ではなく、「ギグ(単発または短期の仕事))を基盤とした働き方です。
Uber配車サービスの認定制ドライバーが例に挙げられます。ギグ・エコノミーの拡がりによって、場所や時間に縛られることなく仕事ができるようになりました。
未来に向けてフリーランスが身につけて置くべきスキル
ここまでは、フリーランスをとりまく外部的環境が大きく変化してきていることを説明してきました。
ここからは、いざフリーランスになろうとする際、どのようなスキルが必要なのかについて説明していきます。
プログラミング力
プログラミングを身につけることで、フリーランスエンジニアへの道も広がります。
近年では、プログラミングスクールも活発に利用されるようになってきました。
デザイン力
Webデザイナーとしてフリーランスを目指すのであれば、デザイン力が求められます。
ただ、デザインだけでなくWeb関連技術全般の興味と知識を持っておくことで、幅広い案件に対応できます。
営業力・コミュニケーション能力
プログラミングやデザインなどに目がいってしまいますが、最も重要と言えるのが、これらのスキルです。
フリーランスがサラリーマンと大きく異なる点は「仕事を自分で取らなければならない」ということです。
自ら仕事を取ってくる営業力と、人脈を広く深く持つことのできるコミュニケーション能力は必須だと言えます。
未来は明るい!副業としてのフリーランス
最近は副業を解禁する企業も増加してきています。
中にはソフトバンクや花王など、誰もが知っている大手企業が副業を認めています。
その背景には、「優秀な人材を組織の中にとどめておきたい」という企業側の思惑があります。優秀な人材ほど、会社を通さない形で仕事の依頼が増えます。社内に副業禁止の規定があると、より自由度が高く魅力的な会社に移ってしまうリスクがあります。
このような事態を避けるため、近年大手企業が副業を認める流れができているのです。
この流れは、フリーランスとしての働き方を促進するでしょう。
ここでは、副業について触れておきます。
副業・兼業を解禁している企業は22.9%!
2014年度の中小企業庁の調査では、当時副業を認めていた企業は15%に満たなかったようですが、その3年後の2017年、リクルートキャリアによると副業・兼業を解禁している企業は22.9%にまで伸びています。
対象企業に違いはありますが、ここ数年で副業解禁が盛んになっていることがおわかりいただけると思います。
副業を解禁した大手企業
誰もが知っている大手企業で、副業を推奨している企業をまとめてみました。
IT・コンサル | |
リクルートグループ | NTTデータ |
サイバーエージェント | アクセンチュア |
ヤフージャパン | メルカリ |
メーカー | |
花王 | 富士通 |
ロート製薬 | 日産自動車 |
キヤノン | コニカミノルタ |
その他 | |
TBSホールディングス | 新生銀行 |
まとめ
今回は、フリーランスの未来についての記事でした。
フリーランスの今後に関する疑問や不安は解消されましたでしょうか。
ここまでの内容をまとめます。
「人口減少」と「長寿化」を背景に、近年フリーランスとしての働き方が注目されています。その中で、シェアリング・エコノミーやギグ・エコノミーなど、フリーランス的な働き方が増加しています。
今後もフリーランスの需要と人口は伸びていくでしょう。
フリーランスに必要なスキルは以下の4点です。
- プログラミング力
- デザイン力
- 営業力・コミュニケーション能力
また、副業推奨の流れによって、フリーランスはより活発になっていくでしょう。
働き方が多様化するなか、今後フリーランスはますます増えていきます。
ぜひ未来のキャリアを考える参考にしてみてください。