フリーランスになってから、健康診断を受けなくなったという人も多いのではないでしょうか?
- 健康診断はわかるけど人間ドックは流石に受けたくない
- 時間的な余裕がないから、健康管理に気が回らない
と思っている人もいるでしょう。
しかし、健康管理を疎かにしてしまうと、仕事の生産性が落ちることに繋がります。
最悪の場合、仕事ができなくなってしまいます。
その場合、収入も途絶えてしまいます。
フリーランスこそ、人間ドックで身体の不調を早めに見つけておく必要があるのです。
今回はフリーランスが人間ドックを受けるべき理由とお得に受診する方法についてご紹介します。
本記事を読むことによって、
- フリーランスが定期的に人間ドックを受けるべき理由
- 人間ドックは経費になるのか?
- 人間ドックを安く受ける方法
などの点について、理解することができます。
是非最後までお読みください。
目次
健康管理もフリーランスの仕事の1つ!人間ドックを受けるべき理由について

フリーランスとして生活していく上では健康管理は非常に重要です。
会社員は、体調を崩しても他の人が仕事を補ってくれることはありますが、フリーランスの場合は人に頼むことができません。
病気になって起こりうるデメリットを具体的に挙げます。
- 「クライアントの信用を失う」
- 「収入を失う」
- 「新しいクライアントが見つからない」
といった悪循環に陥る可能性もあります。
フリーランスにとって健康管理は、仕事の1つと言っても過言ではありません。
時間とお金がかかってしまう!フリーランスが健康管理を疎かにしてしまう理由
フリーランスは会社員と違い、成果物に対してお金が発生します。
そのため、仕事をすればするほど収入を得ることができます。
多くのフリーランスが仕事をたくさん受けてしまい、ついつい健康管理を疎かにしてしまいます。
また、会社員であれば費用は、「会社負担」ですが、フリーランスは自分でお金を支払わないといけません。
健康管理が医療費節約になる
フリーランスは人間ドックいきなよ。5万前後かかるけど、悪化してからの金銭的損失は5万どころじゃないし、活動できない事による、今後の作家活動へのダメージはさらに大きい。
フリーランスの健康は誰も保証しないし、気にしない。
5万は安いので、買ってください。— TANAKA U ゲーム系フリーランス (@TANAKA_U) September 13, 2015
休まずに仕事をしているフリーランスの若者は、きちんと休め。それが嫌なら、毎年10万円の人間ドックに行け。どちらかだ。他に選択肢はない。
— 田中健一 (@TNK_KNCH) April 28, 2018
フリーランスは会社員と異なり、手厚い保障制度がありません。
しかし、フリーランスの場合は自分で負担しないといけません。そのため、大きな病気にかかってしまうと多額の医療費がかかってしまいます。
日頃、忙しくて健康管理を疎かにしているフリーランスにこそ人間ドックはおすすめです。
人間ドックと健康診断は何が違うの?
「地方自治体で健康診断を安く受けられる」
「健康診断を受けているから人間ドックは必要ない」
と考えている方にとっても人間ドックは必要です。

フリーランスは人間ドックを受けるべき!経費、費用について解説!
ここまで人間ドックの必要性について説明しました。
ここからは費用や経費について詳しく見ていきます。
フリーランスは人間ドックを経費にすることはできない
結論から述べると、人間ドックを経費にすることはできません。
つまり、医療費控除には該当しないということです。
しかし例外があり、人間ドックを受けて、大きな病気が発見した際には医療費控除に該当することがあります。
具体的には、人間ドックでがんが発見され、治療が必要な場合は治療に先立つ診断として扱われるので、医療費控除に該当します。
人間ドックにかかる費用はどのくらい?
人間ドック費用の相場は約4万円です。
脳などの部位も診断してもらう場合は、10万円を超えるケースもあります。
例えば、肺ドックは約2万〜4万円。心臓ドックは、約8万円。胃の検査は、約1万円程度の費用が必要になります。
親族が病気になりやすい部位などを考慮して、診断してもらうようにしましょう。
フリーランス必見!人間ドックを安く受けることができる具体的な方法

先ほど説明したようにフリーランスは人間ドックを経費にすることはできません。
高額な人間ドックはできるだけ安く受けたいですよね。
ここでは人間ドックを安く受ける方法を紹介しています。
参考にしてください。
あんしん財団に加入する
あんしん財団に加入することで、「定期健康診断」「人間ドック」を受ける際の補助金制度を利用することができます。
補助金制度の内容は、加入者が人間ドックや脳ドックを受ける際に、1人当たり最大2万円の支給がされるというものです。
また、定期健康診断の際は、1人当たり2千円の支給がされます。
月会費は2千円かかりますが、人間ドックを受ける際に補助金がでることを考えればお得です。
国民健康保険を活用する
フリーランスや自営業の人が加入している国民健康保険を活用することで、人間ドックの費用補助をしてもらえる可能性があります。
市町村によって補助を実施しているか、補助の内容に差などはありますが、人間ドックの費用補助をしている市町村があります。
そのため、まずは市町村の「国民健康保険窓口」に費用補助をしているか確認してみましょう。費用補助をしている市町村では
「保険料を滞納していないか」
「決められた医療機関で受けるのか」
など必ず補助を受ける際の条件があります。
そのため、費用補助の条件についても、国民健康保険窓口などにきちんと問い合わせるようにしましょう。
ちなみに東京都台東区の補助は以下の通りです。
- 台東区の国民健康保険に加入している人
- 満35歳以上
- 前年度までの保険料未納がないこと
- 上限2万円の補助(年に1回)
- 事前に申請することで区内13つの医療機関で受診
WEBデザイナー必見!文芸美術国民健康保険組合に加入しよう
文芸美術国民健康保険組合は、主にイラストレーターやWEBデザイナーなど、イラストレーションに関わっている人が加入している国民健康保険です。
この組合に加入するための条件は
- 確定申告の提出
- 著作活動に関わっている証明
の2つです。
文芸美術国民健康保険組合に入ることができれば、人間ドックの割引・補助金制度を利用できるなど様々なメリットがあります。
具体的には、75歳未満の組合員が人間ドックを受ける際に、年1回まで23000円以内の補助金が支給されます。
組合員の家族の場合は、18000円以内の補助金が支給されます。
また、満50歳の人が人間ドックを受ける際には、34000円以内の補助金申請が可能です。加えて、東京都在住の場合は、4000円まで補助金を増額してもらうことができます。
また、40歳以下で特定健診項目が含まれている場合には、10000円まで補助金を増額してもらえます。
しかし、1点注意しないといけないことがあります。それは、組合に加入してから1年以上継続していないと、補助金の申請ができないということです。
文芸美術国民健康保険組合に加入していれば、人間ドックにかかる費用を安く抑えることができます。
そのため、WEBデザイナーなどのフリーランスは文芸美術国民健康保険組合に加入することがおすすめです。
まとめ:フリーランスは定期的に人間ドックを受けるようにしよう!
ここまでの内容をまとめます。
フリーランスと会社員で大きく異なるものに「健康管理」があります。
フリーランスは
- 忙しい
- 費用も全額負担する必要がある
などの理由から健康管理が疎かになりがちです。
日頃、忙しいフリーランスこそ年に1度の人間ドックを受診すべきです。
しかし、フリーランスの人間ドック受診費用は経費で落とすことができません。
少しでも安く受けるために
- あんしん財団
- 国民健康保険
- 文芸美術国民健康保険組合
をチェックしてみてください!
フリーランスは何よりも体が資本です。
長く続けられるように自分の体調をいたわるようにしましょう。
ここまでお読み頂きありがとうございました。