「フリーランスエンジニアのメリット知っていますか?」
- 正社員エンジニアだったがそろそろ独立を検討している
- フリーランスエンジニアの単価が正社員エンジニアよりも高いのは本当?
と考えている方のための記事です。
- 具体的にはフリーランスエンジニアのメリット
- そのメリットは本当にあなたにとってメリットなのか
について説明していきます。
フリーランスデメリットの記事と合わせてお読みください。
この記事が参考になれば幸いです。
目次
フリーランスエンジニアのメリットを5つ解説

ここではフリーランス、特にフリーランスエンジニアのメリットを紹介していきます。
インターネットの普及に伴い、フリーランスのメリットが急増しました。
単価が高い
フリーランスエンジニアの単価はかなり高いです。
会社員としてエンジニアをしていた人で年収が700万円ほどだった人もフリーランスになると、年収が1000万円を超えるケースが珍しくありません。
これには以下の2つの理由があります。
企業が使いやすい
正社員エンジニアは会社にとってはリスクになりえます。
現在の日本において、むやみに社員を解雇することはできません。
一度正社員として雇ってしまうと、そのエンジニアのスキルが相対的に下がっても給与を払い続ける必要があります。
フリーランスの場合、案件ごとの契約になるため、企業もその案件に応じたスキルの人を選び、高い単価にすることが出来るのです。
福利厚生などが不必要
企業は正社員の福利厚生を充実させる必要があります。
中でも、健康保険、厚生年金保険、介護保険の3つは企業が半分を負担します。
企業にとってフリーランスエンジニアを雇うことによってこれらの負担がなくなり、その分単価を高くすることが出来るのです。
職歴は「フリーランスとして活動」だけで良い
フリーランスエンジニアであればどんなに色んな案件をこなしても職歴欄には「フリーランスエンジニアとして活動」と記載するだけで良いのです。
- これに何のメリットが有るの?
- むしろ不利じゃない?
と思われる方もいるかもしれません。
将来、正社員として働きたいという方にとって職歴が多いことは不利になります。
短期間の間に5つも6つも職場を転々としていればそれだけで正社員として採用されるのは難しくなります。
フリーランスであれば、働き方は正社員と同じでも職歴を増やさずに済むというわけです。
現在、幅広いスキルを身に着けたいと考えている人にとって職場の移動はもはや必須と言っても良いでしょう。
フリーランスとして活動していれば転職活動の際に不利になることはないのです。
良くない職場になっても辛いのが短期間で済む
正社員で入社した会社で「やっぱりこの職場合わない」「もうやめたい」と思ったことはありませんか?
そうはいっても正社員の場合、さらに転職するのに時間がかかります。
前職を短期間でやめた場合、次の転職活動も不利になります。
しかし、フリーランスの場合は自分で契約を延長するかどうかを選ぶことができます。
「嫌な職場」だなと思ったら契約を延長しなければ良いのです。
次の職場に行く際にも不利にはなりません。
これはフリーランスの大きなメリットです。
自由な働き方の案件がある
一昔前はフリーランスといっても「週5、オフィス」という案件がほとんどでした。
最近では「週3、オフィス」「週2リ、モート」などという案件が急増しています。
自分で好きな働き方の案件を選ぶことが出来るというのもフリーランスの魅力の1つです。
案件の掛け持ち(副業)が可能
フリーランスであれば週に2日はA社、3日はB社という風にフレキシブルに副業をすることが可能です。
正社員であっても最近は副業が可能な会社も増えてきましたが、まだまだ多くは無いのが現実です。
何より、正社員の副業はフルタイムで働く+プライベートの時間で副業という形態になってしまいます。
あくまでも正社員としての仕事が優先です。
フリーランスであれば先程の例のように、案件の掛け持ちが可能です。
これはスキルアップにもつながるでしょう。
人脈が広がる
正社員であれば関わる人は限定されます。
エンジニアであればそこまで人とコミュニケーションを取る仕事じゃないと思う人もいるかもしれません。
しかし、フリーランスである以上、どこから良い案件が舞い込んで来るかわかりません。
同じ会社でお互いにフリーランスとして働き、別の案件で片方の人がもう片方の人を紹介するというシュチュエーションは多いです。
フリーランスとして生きるのであれば人脈は必須です。
そのメリットってフリーランスのあなたにとって本当にメリット?
ここまではフリーランスエンジニアのメリットについて紹介してきました。
ここまでだと「フリーランスってメリットばっかりじゃないか」と考える方がいらっしゃるかもしれません。
詳しくはフリーランスデメリットの記事で紹介しますが、ここではフリーランスがメリットばかりでは無いということを紹介してきます。
自由に仕事が出来る=自分で全てをやらなければならない
フリーランスは、自由に仕事ができます。好きな場所や好きな時間に働け、好きな仕事を選べます。でもこの「自由に仕事ができる」は、イコール「自分で全てをやらなければならない」ことと同じ意味なのです。
たとえば、あなたがエンジニアとして会社で働いているなら、今会社がやってくれている営業・経理・エンジニア業務以外の業務を全て自分でやらなければならないのです。
「営業や雑務などしたくない。自分の業務にだけ集中したい」という人にとっては、自由に仕事ができることはデメリットとなるのです。
「自由=誰にも管理されない」ことです。「誰にも管理されない=全て自分でやる必要がある」ことです。
「満員電車に乗りたくない!」だけでフリーランスになるのは危険
よく「満員電車に乗りたくないから、フリーランスになりました」という体験談を見かけます。この動機は、会社員なら「自分も」と共感しやすいものです。
でも「満員電車に乗りたくない!」だけでフリーランスになるのは、危険です。前述したとおり、人によってメリットがデメリットになりえるからです。
いざ会社を辞めたあと「向いてなかった」と気づいても、取り返しがつきません。フリーランスという働き方が、自分に合っているのかしっかりシュミレーションする必要があります。
結局スキルが無ければ仕事も受けられない
先程紹介してきたフリーランスエンジニアのメリットは一定のスキルを持っていることが前提です。
確かにフリーランスエンジニアは近年の働き方改革とも相まってメリットが増えてきていますが、「スキルが前提である」ということは忘れないようにしましょう。
スキルが不十分な状態で独立しても、仕事もなく、スキルも磨けないという悪循環に陥ってしまう可能性があります。
自分のスキルに自信が無いフリーランスエンジニアはSESがおすすめ
メリットを享受できるフリーランスエンジニアになるためにはスキルを身につけるのが一番です。
フリーランスエンジニアにとって大切なのはスキルと経験
フリーランスにとってスキルの数がそのまま自分の市場価値になると言っても過言ではありません。
エンジニアであれば1つより2つ、2つより3つの言語を習得していればそれだけ市場価値が高いとみなされのです。
ライターであってもそれは同じです。
ライティングスキルがあることに加え、SEO、web開発ができれば市場価値は高く、求められる人材になります。
フリーランスエンジニアを目指したいのであればSESでスキルアップさせるのがおすすめ
フリーランスとしてスキルをアップさせるためにはどのような方法があるのでしょうか。
- プログラミングスクールに通う
- 自分で勉強する
などの様々な手段があります。
しかし、プログラミングスクールの料金は高額ですし、独学も自分で集中的に学んでいる期間は給料は発生しませんよね。
そこで、ここでおすすめしたいのはSESという働き方です。
SESとはエンジニアとして様々な企業に派遣される業務形態のことを言います。
世間では必要以上にデメリットが強調される場合もありますが、SESにもメリットはあります。
それは「様々な案件を体験出来る」ということです。
SESは基本的に3ヶ月~1年ほどのスパンで様々な職場を体験することができます。
その過程で多様な案件に巡り合うことが出来るのです。
これらは実績にすることができますし、フリーランスになりたいあなたにとってもスキルをアップになります。
SESのことだけでなく、エンジニアとしてのキャリアに不安をお持ちの方は是非一度弊社の無料相談にいらっしゃってください。
まとめ:一般的なメリットが自分にとってメリットになるとは限らない。よく考えてフリーランスを目指そう
フリーランスにメリットを感じるかどうかは、人により変わってきます。世間でメリットと言われていることも、人によってはデメリットになるからです。
特に「できるだけ今の働き方を維持したい」「できる限りリスクを取らず、メリットだけ手にしたい」という人には、向いていないでしょう。
でも「リスクを承知で、経験を積み成長したい」と思う向上心の高い人には、メリットがとても多い働き方です。フリーランスになる前に、メリットだけでなくデメリットもしっかり把握しておきましょう。