社会保険、理解していますか?フリーランスになったら社会保険はどうすべきか

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会社員の方は必ず加入している社会保険
保険料の半分は企業が負担してくれているため、普段はあまり気にしている方が少ないと思います。

しかし、フリーランスとして活動する場合には社会保険に加入することができません。
この記事は
フリーランスになりたいけど社会保険はどうするのが正解なの?
そもそも社会保険って何?

という方のための記事です。

具体的には

  • 社会保険を基礎から解説
  • フリーランスになると社会保険はどうなるのか
  • 任意継続か国民健康保険か

フリーランスに関係する社会保険を基礎から解説


そもそも社会保険の詳しい内容がわからない!という方のために、ここでは社会保険の基礎を解説します。

基礎を理解しておくだけでも保険への理解度が高まります。
この機会に覚えておくと良いでしょう。

社会保険って一体何?

社会保険とは、日本の社会保障制度の一つであり、国民の健康を守るための公的制度です。
基本的には全国民がいずれかの保険制度に加入しなければなりませんが、社会保険は主に
一般の企業に入社した際に加入するケースが多いのが特徴です。

社会保険は大きく分けて、「狭義の社会保険」と「広義の社会保険」の2種類が存在します。

狭義の社会保険は、「健康保険」「厚生年金保険」「介護保険」の3種類の保険のことを指します。
基本的にはこの3つの保険は、地震の健康を守るための保険であることが特徴です。

広義の社会保険には、これらに加えて「労災保険」「雇用保険」の2種類があります。
日本では労働の義務が存在するため、労働の手助けになるような保険も同時に存在し、この2つの保険を合わせて「労働保険制度」と呼ばれます。

今回は狭義の社会保険に絞って解説していきます。

社会保険一覧

ここでは、狭義の社会保険である

  • 健康保険
  • 厚生年金保険
  • 介護保険

の3つの保険を紹介したいと思います。

健康保険

健康保険とは、病気や怪我などの治療や出産などの負担を和らげるための保険制度です。
具体的には、医療費の一部負担や保険金の給付を行うことで負担を軽減させる仕組みになっています。

健康保険に加入すると、保険証が発行されます。
保険証を提示することで、病院での医療費の負担が減ったり、身分証明を行うことが可能です。

健康保険には大きく以下の種類に分けられます。

  • 全国健康保険協会(協会けんぽ)・・・中小企業の職員が加入する
  • 組合管掌健康保険(組合健保)・・・大企業の職員が加入する
  • 共済組合・・・公務員や学校の教職員が加入する
  • 国民健康保険・・・自営業者や無職の方が加入する
  • その他

同じ健康保険でも、企業に雇われているか・どの職種に就いているかなどで加入する保険が変わるので注意が必要です。

厚生年金保険

厚生年金保険とは、民間の企業に勤めている方や公務員の方が加入する保険です。
企業に雇われている場合は必ず加入しなければなりません。

保険料は毎月の引かれた形で納められるため、自分で支払う必要はありません。
保険料は給料と保険料率によって決定し、給料が多いほど納める金額が多くなります。

厚生年金保険に加入することで、国民年金に上乗せする形で老後に受け取る受給年金の額を増やすことが可能です。
ただし、現在勤めている企業を辞めた場合には積み立てが中止になるため注意してください。

介護保険

介護保険とは、40歳以上の方が加入する保険です。
毎月介護保険料を支払うことで、介護が必要な場合に介護サービスを受けることができるようになります。

具体的には、

  • 自宅へ介護士の方が訪れる訪問サービス
  • 施設に入居する施設サービス
  • バリアフリー向けのリフォームの支援

などが挙げられます。

フリーランスになると社会保険はどうなるの?


結論から言うと、フリーランスになった場合は社会保険を受けられなくなります。
狭義の社会保険3種類も当然切り替える必要があるため注意しておかなければなりません。
ここではフリーランスになると大きく変わる3つの保険について説明していきます。

健康保険

フリーランスになるために退社した場合には、会社から渡された保険証を返還し、国民健康保険に切り替える必要があります。

国民保険は社会保険と違い、会社が保険料を負担や支払いを行ってくれません。
そのため、社会保険よりも高い保険料を自分で納める必要があります。

さらに、国民健康保険は扶養人数が増えるほど保険料も上がってしまうのもデメリットです。
社会保険は扶養人数が増えても保険料が上がることはありません。

支払う金額や手間の面で、社会保険よりも負担が大きいのがデメリットになります。

厚生年金保険

フリーランスになった場合、厚生年金保険は打ち切りになります。
そのため、国民年金のみの支払いとなります。

しかし、国民保険のみでは老後の受給が不足してしまうため、国民年金基金や確定拠出年金制度などを利用して年金の受給量を増やすことをおすすめします。

このように、年金も健康保険同様、自分でどの制度を利用すれば良いのかを考えることが大切です。

介護保険

介護保険は会社員・フリーランス関わらず、40歳以上になった場合には保険金を支払う必要があります。

会社員の場合、他の保険同様に保険料の半分は会社が負担してくれますが、フリーランスの場合には自分で全額負担をしなければなりません。

64歳以下のフリーランスの場合には、国民保険の金額で保険料が決まり、同時に支払うことが可能です。

【健康保険】社会保険の中で最も大事!フリーランスは任意継続か国民健康保険のどちらを選ぶべき?


会社員を辞めてフリーランスになる場合、通常は社会保険から国民健康保険へ切り替える必要があります。
ですが、中には国民健康保険の保険料を支払うのが難しいという方も中にはいるでしょう。

そういった方のために、社会保険には任意継続というものがあります。

任意継続とは、会社を辞める方でも最長で2年間社会保険を継続して受けられるという制度です。

しかし、任意継続にはメリットだけでなくデメリットも存在します。
一体どのようなものなのでしょうか?

任意継続のメリット・デメリット

任意継続のメリットは以下の通りです。

  • 国民保険よりも支払う金額が安く済む場合が多い
  • 扶養人数が増えても保険料は変わらない

基本的に会社で働いていた頃と変わらず社会保険を継続することが可能です。
国民保険に切り替えるのが難しいという方にはお得な制度と言えます。

しかし、同時にデメリットがも存在し、

  • 最長で2年までしか任意継続できない
  • 保険料の滞納に厳しい
  • 保険料は全額自己負担

といったものが挙げられます。
特に保険料の全額負担は働いていた頃の2倍の保険料を支払う必要があるため、負担が大きいです。

さらに、最大でも2年までしか任意継続できない点にも注意しておく必要があります。

国民健康保険のメリット・デメリット

基本的に独立したてのフリーランスの人は国民健康保険の保険料の方が安くなると考えて良いでしょう。

月収が28万円を超えると任意継続の方が保険料が安くなる場合があります。

保険料は住んでいる自治体によって異なるため確認する必要があります。

また、保険料が市町村によって異なるため、頻繁に引っ越しをする人にとってはデメリットになるでしょう。

任意継続と国民健康保険どっちが良いの?

任意継続と国民健康保険の最も大きな違いは「扶養」があるかないかです。
任意継続の場合、自分の扶養に入る人の保険料は負担する必要がありません。

一方、国民健康保険の場合は扶養がありません。加入する家族が多いと、その分保険料が上がる仕組みです。

つまり、扶養の要件を満たす家族がいる場合は任意継続の方がお得になる場合が多いのです。

詳しく知りたい方は市町村の窓口で国民健康保険の保険料を出してもらい、任意継続の場合と比較してみてください。

社会保険フリーランスに厚生年金はない!国民年金のみだと月額13万円


フリーランスになった場合には、今まで加入してきた厚生年金保険が打ち切りとなります。
国民年金のみだと月額の支給額が13万円で、老後の生活に不安が残るかもしれません。

そのため、フリーランスの方は様々な年金制度を利用して老後の年金受給額を増やすことをおすすめします。
ここからはフリーランスにおすすめの老後資金を増やす方法を解説していきます。

確定拠出年金

拠出、運用、受給の3ステップです。
あくまで老後資金という位置づけのため、受給は60歳から70歳の間に限られます。

受け取り方は、一時金、年金が選択、またはそれらの併用も選べます。

国民年金基金

国民年金のみのフリーランスと厚生年金ももらえる会社員との格差を小さくするための制度です。
掛け金が全額所得控除されるため、住民税や所得税が安くなります。

付加年金

掛け金が月額400円で給付額が月200円×付加保険料を納付した月数です。
たとえば、10年間、付加年金を利用した場合、400円×12か月×10年間=4万8,000円余分に保険料を支払うことになります。

その結果、200円×120か月=2万4,000円の支給額アップになります。

2年で元を取ることができます。

まとめ:フリーランス社会保険に加入できない。自分で代わりの保険を見つけよう。


今回覚えて欲しい内容は、以下の通りです。

  • フリーランスは基本的に社会保険に加入できない
  • 通常は国民保険に加入するが、任意継続で最長2年間社会保険に加入できる
  • 扶養家族がいる場合には任意継続、独身で月収が27~28万を超える場合には国民保険がお得である

フリーランスになる場合には、加入する保険が大切になってきます。
よく吟味してからどの保険に加入するかを決めましょう。

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